【覇穹封神演義】第6話の登場人物の宝貝について小説との比較

覇穹封神演義の第6話に登場するキャラクターについて実際の小説との比較を簡単にまとめていきたいと思います。全ての人物についてまとめるわけではなく、宝貝を使用したand活躍が目立ったキャラクターのみをまとめていきたいと思います。

※人物と宝貝の評価は個人の考えに基づいて作成したものなので参考までです。

西伯昌、姫昌、文王

戦闘力:2/10 知恵:8/10

姫昌はれっきとした歴史上の人物で、西方諸侯の統括を任じられた大諸侯でした。

姫昌が生まれた時にめでたいことが起こる兆し(瑞祥)があったと言われており、姫昌の父である姫歴の二人の兄はこれを見て、将来的に姫昌を西岐の後継ぎにするために、長江の南に自ら姿を消したと言われています。さらに本当かどうかわかりませんが、姫歴の二人の兄は、後の呉という国の先祖になったと言われています。

姫歴の死後、後を継いだ姫昌は国民を重視した善政を行い、中国全土にその名が知れ渡ることになります。老人や子どもを大切にし、優れた人物に対しては最大限の礼を尽くして丁重にもてなしたため、死ぬ前年に完成した都である豊邑(ほうゆう)はとても栄えた都市になったそうです。他の地域の諸侯ですら、国内のもめ事の調停を姫昌に依頼しにきたと言われています。

また姫昌は、易(占い)の達人でもありました。姫昌は現在に伝わる占いの源流に位置する人物であるとも言われているほどです。この時代の占いは、政治活動を補助する手段でもあったので、占いの達人であることは、名政治家であるということになります。

姫昌は商(殷)との戦争の前に、北伯・崇黒虎との戦争に臨み見、太公望らの勝也宇により勝利を納めます。しかし、姫昌は理想論者の一面があり、そもそも崇黒虎と戦うことには反対をしていました。崇黒虎が目の前で首をはねられる場面を見た姫昌はその場で倒れてしまい、そのまま衰弱し、死に至ります。理想論者であると同時に、少し気の弱い一面があることがうかがえます。

 姫発、武王

戦闘力:2/10 知恵:6/10

姫昌の次男で、姫昌亡き後、太公望らと殷の討伐を完遂した人物です。もちろん、実在の人物です。実在の人物であるということは、史実と封神演義の両方に登場しますが、その書きぶりは二つの内容で大きく異なります。

史実においては、あまり目立たないものの補佐役である太公望や姫旦の意見を上手く取り入れながら、姫昌の死後、周の国内の安定化を図りました。九年にわたり、国内のインフラや軍事基盤を整備すると、殷を討伐するための行動を起こし始めます。この時姫発は、父である姫昌の位牌を司令官の座に置き、これにより、殷討伐は西伯候・姫昌の遺志によって発せられたものであるということを天下に示します。

この武王・姫発の軍は、西方諸侯を味方に加えみるみるうちに大軍勢となり、士気も最高潮に達します。しかし、孟津という土地にたどり着いた時、「殷はまだ天命を残している、今はまだ機が熟さない」と言って軍を引き上げてしまいます。

この二年後、周は再び軍を起こします。今度こと殷を討伐してやる、という諸侯の意気も上がっています。これは、わざと殷を攻めずに二年間時間を空けることによってより士気を高めるという太公望の作戦だったと言われています。そして念願の殷を滅ぼし周王朝の礎を気づきました。この功績は中国史のなかで特筆される功績です。

一方、封神演義においては、気が弱くて平和主義な人物という描かれ方をしており、殷を攻めることも最後まで反対をしています。戦争の中でも形相が恐ろしい妖怪仙人が出てきたら驚いて落馬したり、囮に使われて仮死状態になったりとさんざんな目に遭わされます。

ただ、人徳を大事にする人物ということは、史実でも封神演義でも同じような描かれ方をしています。

 姫旦、周公旦

戦闘力:1/10 知恵:10/10

姫昌には多くの子どもがいました。当時は、血縁者が周囲を固めて王を支えるという血縁主義によって地域が治められていましたので、位が高い人物ほど多くの子どもがいたようです。

姫旦もその一人で、一般には周公旦の名で知られています。姫旦自身は文官であるため、殷のと戦いである封神演義にはほとんど活躍がありません。姫旦が後世に名前を残すことになったのは、武王の死後、幼い成王をの代わりに周の全権を握って王と同じような立場で政治を進めたからです。

その優れた政治的才能と、王室に対する徹底的な忠誠心をもって周王朝の創成期を支えた人物です。そのため、姫旦は王ではありませんが、政治家の理想的な在り方として捉えられています。”論語”をまとめた中国の大思想家である孔子ですら、周公旦を理想の政治家として敬っていたといわれています。

次回はいよいよ仙界対戦が始まりますね。派手な宝貝の戦いが楽しみです。
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