革のカバンは雨に弱い?そんなことはない!雨に強い革素材の選び方
革のカバンを使いたいけど、雨の日が心配・・・
という方は多いのではないでしょうか。
今回は、なぜ革は雨に弱いと言われるのかを考えながら、雨(水分)に強い革素材と、おすすめのカバンを紹介したいと思います。
なぜ革は水に弱いか
革は水に弱いと言われる理由は、革の繊維が水分を吸収して繊維が縮んでしまうことによって、皺になったらひび割れが生じたりするためであると考えられています。まだ、染料の一部が水に溶けて、変色が生じたりすることもあるようです。
特にあまり加工がされていないヌメ革は、水に濡れるとはっきりと分かるくらいのシミになるので、そうなると素人ではなかなか修復しにくい状態になります。
ブライドルレザーのようにある程度水に耐性がある素材もあれば、逆にわざと水で洗って皺をつけるという加工を行っている製品もありますが、革である以上は、ナイロン製のカバンと同じような感覚で雨の日に外に持ち出すことはできないのは間違いないでしょう。
ただ私は今回、革の中でもまだ雨の日に外に持ち出しても影響が少ない(水分に耐性がある)革素材を次に紹介したいと思います。
おすすめの革素材
上述の通り、革が水分に弱い原因は、革の繊維が水分を吸収してしまうことだと考えられています。つまり、革の繊維が水を吸収しにくい加工がされていれば、少しは水に強いということになります。
そんな加工あるの?というとことなのですが、一つだけ革の表面の繊維の密度を上げる加工法があります。
その名も、エンボス加工と呼ばれている加工法です。
エンボス加工とは、型押しレザーとも言われるもので、型がつきやすい革の表面や塗装仕上げをした面に、模様がついた金属のプレスで加熱・加圧して様々な模様をつける加工法です。
模様について、ただのメッシュ状のものから蝶とか葉っぱの模様をつけるものまであります。そのため、現在は模様をつけるところに注目されていて、基本的にはオシャレ用途に使われることが多いかと思います
革の一部に蝶とか葉っぱの模様がついているだけだとあまり効果がないのですが、革全体が型押しされているエンボスレザーは間違いなく水に強くなると思います。また、繊維が締まっているので、傷も目立ちにくいです。
ちなみに、エンボスレザーに水を垂らすとこんな感じになります。
明らかに水を弾いています。ただ、完全防水ではないので、なるべく早く拭き取った方がよいです。ふき取ると以下のような感じで何も跡が残りません。
エンボスレザーはレザーの中でも水分に強いし耐久性もあるので、ビジネスバッグや日常使いのカバンにオススメです!
おすすめのカバン
エンボスレザーが使われているカバンはいくつかあるのですが、私が間違いなくおすすめできるブランドを一つ紹介したいと思います。
おすすめのブランド名は、PELLE MORBIDAです。
エンボスレザーは型を押せばある程度見た目が良くなりますし頑丈にもなるので、元の革の質をごまかすことができてしまいます。なので、安物のエンボスレザーは、見た目は綺麗でもすぐにボロボロになったりするので注意が必要なのですが、私がこれまで色んな革を見てきた中で、PELLE MORBIDAのエンボスレザーは最高の品質だと思いました。
私自身も一年以上PELLE MORBIDAのカバンを使っていますが、まだまだ長く使えそうな気がしています。
こちらがビジネスバッグや、
こちらのトートバッグあたりがシンプルで使いやすいのでオススメです!
少し値段は高いですが、良い革は本当に長持ちしますので、1年に一つ1万円のカバンを買うくらいなら、5万円くらいの5年つ買う方が価値があると思います。PELLE MORBIDAのエンボスレザーは人目を惹くくらい綺麗なので、他の人のカバンと比べて、1ランク上の高級感を醸し出すと思います。
まとめ
革のカバンを普段使いされたい方にはエンボスレザーがおすすめです!
ただあまり安物を買うと後悔する可能性があるので、買う前に実物を見たり触ったりして、丈夫さやカバンの作りの丁寧さなどを確認していただく方が良いかと思います。
以上、ご参考になりましたら幸いです!
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