【覇穹封神演義】第1話の登場人物の宝貝について小説との比較

覇穹封神演義の第1話に登場するキャラクターについて実際の小説との比較を簡単にまとめていきたいと思います。全ての人物についてまとめるわけではなく、宝貝を使用したand活躍が目立ったキャラクターのみをまとめていきたいと思います。

※人物と宝貝の評価は個人の考えに基づいて作成したものなので参考までです。

太公望

戦闘力:4/10 知恵:10/10

封神演義の主役です。歴史上の実在の人物であり、人生の前半は誰にも名前を知られることはありませんでしたが、後半の人生は西伯(文王)と出会い、周の丞相(総理大臣)となり、時の支配者である商を滅ぼします。

封神演義に道士として登場する太公望について、戦闘要員としての活躍ではなく主に軍師として活躍します。敵の仙人の戦力や性格を考慮して、最適な指揮官を選んで出陣させ、効果的な戦法で戦わせることによって多くの戦いを勝利に導きました。

小説版封神演義で太公望が所有している宝貝は以下の4種類です。

①打神鞭(だしんべん)
・用途:攻撃(単体)
・威力:中
打神鞭は長さ三尺六寸五部(110 cm)で、二十一節に分かれており、各部に封印が施されている。使い方は、打神鞭で敵を打ちすえて敵の精神にダメージを与えたり、仙人の頭を打ち砕いたりすることができる。原作は、アニメ版のように風を打ち出す武器ではない。
②杏黄戊己旗(きゅうこうぼきき)
・用途:制圧・防御
・威力:大
外見はただの旗だが、地面に突き立てると高さが二丈(約6m)になり、誰も引き抜くことができなくなる(無理に引き抜こうとすると体が動かなくなる)。敵の仙術を無効化し、邪悪な気を鎮圧する働きがある。
③七箭書(しちせんしょ)
・用途:呪殺
・威力:大
敵を呪い殺す秘法が書かれた一巻の巻物。まず高台を築き、そこに敵の名前を書いて藁人形を安置する。そのその頭上と足元に燈明を灯し、二十一日間祭ってから桑の弓で桃の矢を射込む。これで確実に敵は死に至る。この呪法を破るためには七箭書を奪い取るしかないため、地味だが非常に強力。
④飛刀(ひとう)
・用途:攻撃(単体)
・威力:中
瓢箪の中に入っている不思議な小刀。長さは七寸(約21cm)で、小刀に眉毛と目が付いていることから眉目飛刀とも呼ばれる。瓢箪の蓋を開けると勝手に飛び出し、刀身の目から光を出して敵を失神させたり、回転して敵の首をはねたりする。現代の武器でいうと拳銃のような感じなので、色んな仙人が愛用している。

総じて、攻撃面で派手な宝貝を持ってはいません。知恵を駆使して大活躍する太公望が物語の中心にいることが、封神演義を魅力的な小説にしているのだと思います。

四不象


アニメ版ではかわいい容姿をしていますが、小説版では頭が麒麟の一角獣、体が竜に似ている生き物という設定になっています。元々は元始天尊の乗り物で、どんな妖怪も恐れない強いメンタルを持った生き物のようです。

 

妲己

戦闘力:6/10 知恵:6/10

小説版の封神演義に登場する妲己の正体は、九本の尾を持った狐絵の妖怪(千年狐狸精)です。妲己は元々は普通の人間でしたが、宮中に入ると同時に千年狐狸精に体を乗っ取られてしまいます。

炮烙、蠆盆、酒池肉林といった数々の残忍な仕打ちによって商の朝廷を殺戮の巷に変えてしまいます。妲己の最期について、周軍に捕縛されたのちも処刑人をその魅力で誘惑して処刑を免れようとしますが、最後は木吒の剣で首を落とされてしまいます。

小説版では宝貝を持っているという設定ではありません。漫画版では傾世元禳をはじめとした色んな宝貝をまとっているという設定になっており、藤崎竜さんの想像力には脱帽です。

申公豹

戦闘力:10/10 知恵:8/10

元々は太上老君にスカウトされ、元始天尊の預けられた超エリート仙人。元始天尊の弟子である南極仙扇の元で修業し、太上老君から最強の宝貝である雷公鞭をもらいます。

封神計画に反対の立場をとっており、太公望と敵対関係にあります。あたりかまわず仙人や道士を扇動し、太公望に立ち向かわせます。

封神計画は365人の仙人を封神する計画であり、申公豹もその中の一人に名を連ねていました。しかし、太上老君の庇護もあり唯一申公豹だけが封神されず、最後は地球のへそと呼ばれる何もない空間で暮らすことになりました。

小説版封神演義における申公豹の宝貝は以下の2つです。

①雷公鞭(らいこうべん)
・用途:攻撃(単体)
・威力:絶大
払子の中に仕込まれているため外見などは不明。形あるものを全て破壊し、魂までも焼き尽くす稲妻を放つ。小説の本編中では使われたことがない。
②開天珠(かいてんじゅ)
・用途:攻撃(単体)
・威力:小
詳しい記述がないためその効能は不明。珠という名がつくものは、相手に投げつけてダメージを与えるものがほとんどであることから、そのような武器の一種と考えられる。

黒点虎


小説では、おしゃべりで、額に黒い斑点のある白い虎という設定です。空も飛べますし、千里眼と順風耳という、今でいうところの超高性能レーダーを搭載した乗り物です。

 

第一話には他にも色んな登場人物が登場していますが、宝貝で戦う場面が出てきたり、目立った活躍をしたらまた取り上げたいと思います。

第二話には哪吒が登場するようなので楽しみですね!次回もよろしくお願いいたします。
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